繰り上げ返済の手数料

繰り上げ返済にかかる手数料の違いによって利息分の節約メリットに差が生じるものです。繰り上げ返済のポイントとコツについて紹介。

繰り上げ返済の手数料というものは、一般的に住宅ローンを利用している金融機関によって異なりますし、固定金利であるか変動金利であるかといった住宅ローンの金利タイプなどによっても手数料の金額が違うことが挙げられます。

また、繰り上げ返済をする金額によっても手数料が異なる銀行もあるので、実際に住宅ローンを組んでいる金融機関でその辺りのことを確認した上で繰り上げ返済を行わないと、返済した金額に対して予想していたより手数料が高くついてしまったということにもなりかねませんので注意しましょう。

このようなことを含めて住宅ローンの融資を受ける際には、繰り上げ返済をする際の手数料は幾らかかるのかといったことも、住宅ローンを組む金融機関を選ぶ際のポイントのひとつとなります。

繰り上げ返済のポイントとコツ

繰り上げ返済の手数料繰り上げ返済をする際の手数料の金額というのも、どこの金融機関で住宅ローンを利用するかを決定する際の検討材料のひとつに考えておく必要があります。

繰上返済手数料の金額が安い、もしくは無料であれば、住宅ローンの返済期間中に家計に余裕が生じた際に、いつでも繰り上げ返済をすることで利息分の節約になるメリットがあります。

繰上返済手数料が無料でない場合

ただしポイントとして、繰上返済手数料が無料でない場合には、ある程度まとまった金額で繰り上げ返済しないと、マメに繰り上げ返済をする都度に手数料が生じてしまいます。

また、繰り上げ返済はローン残高が多い段階にしておくのがコツで、できるだけ早いうちに繰り上げ返済をしていったほうが利息の軽減幅も大きくなります。

繰上返済手数料が無料の銀行

一般的にメガバンクと呼ばれている金融機関などでは、金額に差があるものの繰り上げ返済をする場合に手数料が必要になる銀行が殆どなのですが、ネットバンクといわれるネット専業の銀行など新たに誕生した形態の金融機関などでは、繰り上げ返済の手数料を【無料】としている銀行もあります。

例として繰上返済手数料が無料の銀行を幾つか挙げると、【新生銀行】の住宅ローン「パワースマート住宅ローン」では、固定金利・変動金利のタイプに関わらず、一部繰上返済ならびに全額繰上返済の場合でも手数料が無料となっています。

同様に【ソニーバンク】の住宅ローンでも繰り上げ返済にかかる手数料は掛からず、金利タイプや繰り上げ返済金額にかかわらず、また一部繰り上げ返済・一括返済を問わず完全無料化になっています。

繰り上げ返済のシュミレーション

繰り上げ返済のシュミレーション住宅ローンというのは20年、30年といった長期間にわたって返済していくケースが多いので、それだけ支払う利息といった金額も大きくなるものです。そういったことから、余裕がある時には出来るかぎり繰り上げ返済をして、ムダな利息分を減らす努力をお勧めするわけですが、繰り上げ返済をすることでどの程度の「メリット」があるのかを自分自身で把握するためにも、キッチリとシュミレーションしておくことが大切です。

繰り上げ返済もシュミレーションをしてみる事で、住宅ローンの返済計画を立てやすくなります。

住宅ローンの繰り上げ返済シュミレーション

ニュース・トピックス

【金融商品トラブルに対する法整備】
預金や株式、投資信託や生命保険、先物取引など金融商品の多様化が進んでおり、なおかつ利用者の高齢化も背景にあり、販売方法などを巡るトラブルが絶えないといった現状から、金融庁は金融分野のトラブルにからんで裁判に頼らない紛争解決手続き(ADR)を充実させるため、新たな法整備を行う方針を決めた。

新しい法律の枠組みでは、金融機関の業界団体がそれぞれ設けている苦情や紛争処理機関に一定の水準や中立的な運用を求めるが、新法を作るか、金融商品取引法などの改正で対応するかどうかは未定とのこと。

Yahoo!ニュースより参照抜粋