火災保険料の料率と試算方法

火災保険料の料率を算定する際に影響をする項目と火災保険料の試算方法などについての解説。

火災保険料の料率は、建物の主要構造部分が鉄筋コンクリート造なのか、木骨造なのかなどの他、火災保険の対象となる住宅物件に使われている建築材料の違いによって異なってきます。

その違いを規定しているのが【建物の構造級別】と呼ばれているもので、基本的に建物の構造級別のランクが高くなる程、火災保険の保険料が安いということとなり、反対に構造級別のランクが低くなるにつれ保険料が高くなるようになっています。

火災保険料の料率

火災保険料の料率火災保険料の料率の算定には、対象となる建物の主要となっている構造の違いによって【構造級別】というものが規定されており、この構造級別に応じて火災保険の料率が異なってきますので、まずは保険対象となる住宅物件の構造級別を把握する必要があります。

分かり易く簡単に述べると、火災保険の保険料率は建物の【構造級別】の級別(ランク)によって決定され、基本的に構造がしっかりしている住宅物件の方が火災保険の保険料は安くなり、建物の構造部分が燃えやすい建築材料などを使用している住宅物件である場合にはそれだけ保険料が高くなるということです。

ただし、実際に火災保険の保険料が決められる際には、建物の【構造級別】だけでなく、【建物の面積(占有面積)】【補償範囲】【補償期間】【特約の選択】などの項目も関係しますので、保険商品の補償内容をよく理解して加入することが重要です。

火災保険料の試算方法

火災保険料の試算をする際には、先に述べたように先ず対象となる住宅物件の【構造級別】の違いが保険料の料率に大きく影響しますが、それ以外にもさまざまな要素が関係して保険料が算出されます。

例えば、一般的に火災保険には建物への補償だけでなく、家財への補償部分となる【家財保険】がセットされており、保険会社によって設定価格が異なるものの、家財保険の基準となる補償額は年齢・家族構成の違いによって変わってきます。

火災保険料のシミュレーション

先の述べたように火災保険料にはいろんな要素が絡んでくることから、自分でキッチリとした火災保険料の試算をするのはなかなか困難であると思われ、具体的な火災保険料を知る為にはやはり保険会社や損保会社にて試算してもらうのが確実です。

ただ、最近は保険会社や損保会社のホームページにて、自分の条件を入力していくことで簡易的に火災保険料の試算をしてくれるシミュレーション・コンテンツを公開しているサイトもあり、このようなコンテンツを利用すればおおよその保険料を把握することも可能です。

建物の構造級別と火災保険の保険料

建物の構造級別と火災保険の保険料火災保険の保険料の料率を考える上で、住宅物件の構造級別については必須事項となりますので、ある程度の知識は知っておきたいところです。

自分の住んでいる住宅に使用されている建築材料などを事細かく把握されている人は多くないと思われますが、鉄筋コンクリート造りか木骨造りなど、ある程度は分かっている項目もあると思われますので、構造等級の判別を一度参照しておくことをお勧めします。

【Yahoo!保険 - 火災保険を学ぼう“建物の構造級別”】では【建物の構造級別と火災保険の保険料の関係】についてひじょうに分かり易く解説されていますので、参考にされてみてはいかがでしょうか。

ニュース・トピックス

【核家族世帯の家計収支】
夫婦のみ又は夫婦と未婚の子供から成る世帯、いわゆる核家族世帯では、夫婦共働き世帯の方が世帯主のみ働いている世帯よりも、家計収支の黒字が1ヶ月あたり平均で約56,000円多いとのこと。

これは総務省の統計局が発表している平成21年の家計調査の統計結果によるもので、1ヶ月の平均収入「実収入」から税金や社会保険料などといった「非消費支出」と食料や住居費などの生活費にあたる「消費支出」を差し引いて残った金額を「黒字」として比較したものです。

ちなみに、この黒字になった部分から預貯金や生命保険の掛け金、また住宅ローンなどの借金の返済に充てられている模様です。

Yahoo!ニュースより参照抜粋